iPhoneのバッテリー交換のサイン|%だけでは判断できません

iPhoneのバッテリーは消耗品です。使っているうちに必ず劣化します。

問題は「いつ替えるか」です。早すぎると無駄になり、遅すぎると突然使えなくなります。

この記事では、交換を考えたほうがいいサインを、日々の受付で実際によく聞く順にまとめました。

目次

サイン① 充電が残っているのに電源が落ちる

朝は100%だったのに、夕方には残量があるのに突然切れる。これが一番はっきりしたサインです。

バッテリーが劣化すると、必要なときに必要な電力を送り出せなくなります。iPhoneは本体を守るため、安全装置を働かせて自ら電源を落とします。

故障ではなく、保護のための動作です。ただし放置すると起動しなくなることもあります。

サイン② 動きが遅くなった

次の症状に心当たりがあれば、バッテリーが原因かもしれません。

  • アプリの起動に時間がかかる
  • スクロールがカクカクする
  • 画面が暗くなった
  • 音量が小さくなった
  • カクカクするアプリが増えてきた
  • カメラのフラッシュが使えない
  • アプリの更新に失敗する

これらはiPhoneが自分で性能を落としている状態です。電力が足りないため、動作を抑えて電源が落ちるのを防いでいます。

「古くなったから遅い」のではなく、バッテリーを替えれば戻ることがあります。

バッテリーの状態を確認する

ご自身で確認できます。

  1. 設定」を開く
  2. バッテリー」をタップ(iOSにより「バッテリーの状態」と表示されます)
  3. バッテリーの状態と充電」をタップ(iOSのバージョンにより「バッテリーの状態」と表示されます)
iPhoneの設定画面で「バッテリー」の位置を赤枠で示した図
iPhoneのバッテリー画面で「バッテリーの状態と充電」を赤枠で示した図

「最大容量」に表示される数字が、新品時と比べた現在の容量です。

ただし、数字だけでは判断できません

ここが一番お伝えしたいところです。

当店には「最大容量が86%もあるのに、突然電源が落ちる」というご相談が実際にあります。

最大容量は「どれだけ電気を溜められるか」を示す数字です。一方で、「必要なときに一気に電気を出せるか」は別の性能で、こちらは数字に表れません。

溜められる量が十分でも、瞬間的に出す力が落ちていれば、電源は落ちます。

数字が高くても、症状が出ているなら交換を検討する価値があります。逆に、数字が低くても不便を感じていなければ、急ぐ必要はありません。

判断の基準は、数字ではなく「使いにくさ」です。

動作が遅いのは、iPhoneが自分で速度を落としているからです

「古くなったから遅い」と思われがちですが、そうではありません。

iPhoneは、突然電源が落ちるのを防ぐために、自分でCPUやGPUの性能を抑えます。「パフォーマンス管理」と呼ばれる、Appleが公式に説明している機能です。

Appleのサポートページには、この機能が働いたときに現れる変化として、次のように書かれています。

  • アプリの起動に時間がかかるようになった
  • スクロール中のフレームレートが低くなった
  • バックライトが暗くなった
  • スピーカーの音量が小さくなった(最大で -3dB)
  • 一部のアプリでフレームレートが徐々に低下する
  • カメラのフラッシュが使用できなくなる
  • バックグラウンドで更新されるはずのアプリが、起動中に再読み込みされる

先ほど挙げた症状と、ほぼ同じ内容です。「遅い」は故障ではなく、iPhoneが自分を守っている状態です。

そしてAppleは、こうも書いています。

「お使いのiPhoneに上記のような変化が見られ、そのパフォーマンスをもっとよくしたいとお考えの方は、バッテリーの交換をご検討ください」

バッテリーを交換すれば、抑えられていた性能が戻ります。買い替える前に、一度ご相談ください。

なお、この機能で影響を受けない部分もAppleが明記しています。通話品質、写真やビデオの画質、GPSの精度、各種センサー、Apple Payは対象外です。

出典:iPhoneのバッテリーとパフォーマンス(Appleサポート)

86%でも落ちる理由は、この欄に出ています

iPhoneのバッテリーの状態画面。最大容量86%でピークパフォーマンス性能に警告が表示されている図

「バッテリーの状態」の画面には、最大容量の下に「ピークパフォーマンス性能」という欄があります。

ここを見ている方は、ほとんどいません。ですが、突然電源が落ちる原因は、たいていここに書かれています。

正常なとき

「お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています。」

すでに電源が落ちたことがあるとき

「このiPhoneで、必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました。この現象が再度発生しないように、パフォーマンス管理が適用されました。」

このメッセージが出ていれば、最大容量が何%であっても交換を検討する段階です。

著しく劣化しているとき

「お使いのバッテリーは著しく劣化しています。」

最大容量の数字より、この欄のほうが正直です。お手元のiPhoneで一度ご確認ください。

放置するとどうなるか

劣化は、だいたいこの順番で進みます。

  1. 充電の減りが早くなる
  2. 1日もたなくなる
  3. 動作が遅くなる
  4. 突然電源が落ちる
  5. 起動しなくなる

ただし必ずこの順に進むとは限りません。①や②を飛ばして、いきなり④や⑤になることもあります。

起動しなくなると、中のデータを取り出せなくなる場合があります。写真や連絡先を守る意味でも、バックアップは定期的に取っておいてください。

よくある質問

Q. 最大容量が何%になったら交換すべきですか?

数字だけでは決められません。80%を切っていても快適に使えている方もいますし、86%でも電源が落ちる方もいます。使っていて不便を感じたときが替えどきです。

Q. バッテリー交換でデータは消えますか?

原則としてデータはそのままで交換します。ただし故障の状況によっては保証できない場合がありますので、事前のバックアップをおすすめしています。

Q. どのくらい時間がかかりますか?

部品在庫がある機種は、最短で当日返却です。機種によって所要時間が異なりますので、料金の確認画面でご確認いただけます。

Q. 膨らんでいる気がします。使い続けて大丈夫ですか?

すぐにご相談ください。画面が浮いてきたり、本体に隙間ができている場合は、そのまま使わないほうが安全です。

バッテリー交換のご相談

機種を選ぶだけで、交換にかかる金額と時間をその場で確認できます。

症状だけ伝えて相談したい場合は、LINEでも承っています。

スマホ修理の流山リペア(旧 iPanda茨城取手店)
千葉県流山市東初石4-198-26 初石駅から徒歩12分

当店をご利用のお客様の8割以上は、お車でご来店いただいております。専用の駐車場はございませんが、受付やお引き取りは数分で終わることがほとんどです。住宅街という立地のため、近隣の皆様への配慮を大切にしながら、店舗前で短時間ご対応させていただいております。

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